妻、小学生になる。1巻の紹介・ネタバレ
妻、小学生になる。は芳文社コミックスから発売されている村田椰融さんの作品です。『週刊漫画TIMES』で読み切りが掲載された後、不定期で連載されました。
1巻には第1話から第8話までが掲載されています。
1巻の表紙は新島貴恵(にいじまたかえ)の両脇に、新島圭介(にいじまけいすけ)と新島麻衣(にいじままい)が立っています。
妻、小学生になる。1巻の内容
主人公である新島圭介は10年前、妻に他界されており、毎日が沈んでいました。娘の麻衣も定職につくことなく、家で一緒に住んでいます。
そんなときに、圭介は小学生の女の子から話しかけられます。
なんとその子は死んだ圭介の妻である「新島貴恵」だと主張します。2人しか知らないエピソードを次々に話し出す貴恵に対して、圭介は紛れもなく彼女が自分の妻の生まれ変わりであると確信します。
しかし、彼女は現在「白石万理華(しらいしまりか)」として生きているため、一緒に暮らすことはできません。そのため、空いている時間だけでも一緒に過ごすようになります。
貴恵に再会できたことで、圭介は毎日にハリが出てきます。さらに娘の麻衣も就職活動を始めます。
前とは打ってかわって明るい日々を送るようになった圭介と麻衣ですが、すべてが順風満帆とはいきません。
圭介は会社の部下である守屋好美(もりやこのみ)に想いを抱かれており、彼と貴恵が会っているところを目撃されます。明らかに年齢が離れた2人に対し、守屋は不審に思います。
また、小学生として生活する貴恵もクラスの男子から思われており……。
最愛の妻が小学生に転生して現れるという、めずらしいストーリーです。
妻、小学生になる。1巻の感想
新島圭介は貴恵を溺愛しており、相手が小学生の姿になっているのにも関わらず、彼女を妻のように扱ってしまいます。街中でもそういった態度をとる圭介に対し、貴恵は厳しく注意します。
さらに圭介は貴恵が成人したら結婚しようとまで考えています。
全編を通してほのぼのとしたストーリーですが、1巻の最後では実は貴恵は現在の母からよく扱われていないという衝撃のシーンが出てきます。
圭介の妻に対する溺愛っぷりと、それを冷静にあしらう貴恵のやり取りが面白いです。
果たして彼らはまた幸せに暮らせるようになるのでしょうか。
とても先が気になる作品です。