働かないふたり

働かないふたり 1巻(あらすじ・ネタバレ・感想)

働かないふたり1勘

働かないふたり1巻の紹介・ネタバレ

働かないふたりは新潮社のWEBコミックサイト「くらげバンチ」で連載されていた吉田覚先生の日常系マンガです。

対人恐怖症の春子(はるこ)と、その兄の守(まもる)は、どちらも働かずにニートとして暮らしています。そんなふたりと家族、友人との日常生活を描いた漫画です。

1巻には、その1からその4までと番外編が掲載されています。

1巻の表紙はポテトチップスを食べている春子と、その後ろで本を読んでいる守るが描かれています。

働かないふたり1巻の内容

石井春子(いしいはるこ)は対人恐怖症で人前に出るのが苦手です。

その兄の守(まもる)は妹とは違い社交的でコミュニケーション能力が高く、手先も器用です。

そんな正反対の2人ですが、どちらも働いておらず、いつも家でテレビゲームをしたり、テレビを見たりしています。格好はいつもスウェットです。

1巻では守の友達の丸山翼(まるやまつばさ)と遠藤たけしが登場します。どちらも小・中からの同級生でしばしば守の家に遊びに来ます。

丸山は春子のことが気になり、さまざまな方法でコミュニケーションを取ろうとしますが、なかなか打ち解けてくれません。けれども何度もおやつを持参することで、会話ができるようになってきます。

春子と守の母である和子(かずこ)は、毎日家にいる2人対して何とか働いてもらおうと叱咤激励しますが、なかなか上手くいきません。せめてお嫁にいけるようにと春子には料理を教えたり、身だしなみを整えたりしています。

お父さんは温厚な性格で、兄妹2人に対して叱るようなことはありません。むしろ、2人からドロップのハッカだけ残されたり、パソコンの壁紙を虫にされたりとイタズラされることが多いです。

働かないふたり1巻の感想

書店で表紙を見かけたときはカップルの話なのかなと思ったのですが、実際に読んでみると兄妹の話でちょっと意外でした。

いわゆる日常系のマンガで、事件らしい事件は起きません。兄妹2人+家族、または友達との何気ないやり取りがメインです。

守は妹の春子からエリートのニートということで「エニート」と称されています。確かに守は基本的な能力が高く、毎月図書館から大量の本を借りて読んでいる上、頭もよく、コミュニケーション能力も高いです。ここまで能力がありながら、どうしてニートになったのか気になるところですが、本編中では特に説明はありません。

春子はもともと家族以外とまともに話ができないほどの対人恐怖症でしたが、兄の友達の丸山君をきっかけとして、話せる人が増えていきます。(それでも初対面は顔面蒼白になりますが)

天然な言動が多い春子と、一見いじわるに見えながら家族想いの守のやりとりが、読んでいて楽しいです。1話1話がかなり短いので、まずは試しに何話か読んでみることをオススメします。

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