BEASTARS 1巻の紹介・ネタバレ
『BEASTARS』(ビースターズ)は週刊少年チャンピオン(秋田書店)に連載されている板垣巴留さんの作品です。ここではBEASTARS1巻のネタバレを含んだ紹介を書いています。
1巻には第1話から第7話までが掲載されています。
表紙はハイイロオオカミのレゴシです。
BEASTARS 1巻の内容
BEASTARSは全寮制の学校「チェリートン学園」を舞台にした群像劇です。
ただし、登場人物は擬人化された動物です。
肉食獣と草食獣が動物の性質をそのままもったまま生活しています。肉食獣は食事でも肉を食べるようなことはないのですが、草食動物たちは本能的に恐れを感じています。
BEASTARS1巻では演劇がテーマになっています。
主人公のハイイロオオカミのレゴシは、心優しい青年なのですが、その見た目と肉食獣であることから距離を置かれがちです。口べたでコミュニケーションをとるのも苦手なので、多くの生徒から誤解を受けています。
ある日、演劇部の一員であるアルパカのテムが殺されてしまいます。
犯人は肉食獣と思われ、学園全体の雰囲気が悪くなります。
演劇部の部長であるアカシカのルイは夜に練習をするため、レゴシに見張りを頼みます。
気が進まないながらも見張りをしていたレゴシですが、そこに草食動物の気配を感じます。肉食動物の本能に逆らえなくなったレゴシはやってきたウサギのハルに飛びかかってしまいますが、何とか衝動を抑え、ハルを逃がします。
ルイに何か異常がなかったか尋ねられたレゴシですがハルのことを隠し「何もなかった」と答えてしまいます。
後日、レゴシが演劇で使う花を園芸部にもらいにいくと、そこにハルがいたのでした。
BEASTARS 1巻の感想
人気があるのは知っていたのですが、まさか学園ものとは知りませんでした。表紙の雰囲気からいってバトルものかなと思っていたので、読んでみてビックリしました。
設定が細かく用意されており、それぞれの動物の習性が上手く生活に表現されています。肉食獣と草食獣が食堂でどんなものを食べているかも事細かに描かれています。
一見すると問題なく生活できているように思える肉食獣と草食獣ですが、理性で本能を抑えている部分が多く、ふとした瞬間にそれが垣間見えてしまいます。それがお互いに分かり気まずい雰囲気になってしまうのが何ともリアルです。
これからどんな展開になるのか楽しみな漫画です。
ちなみに作者の板垣巴留(いたがきぱる)さんは、グラップラー刃牙の作者である板垣恵介(いたがきけいすけ)さんの娘です。