カラオケ行こ!

カラオケ行こ!(あらすじ・ネタバレ・感想)

カラオケ行こ!

カラオケ行こ!の紹介・ネタバレ

「カラオケ行こ!」は、同人誌から商業単行本化された和山やま先生のマンガです。

ヤクザの成田狂児は、合唱部部長の中学生、岡聡実に歌を教えて欲しいと頼みます。聡実は気が進みませんでしたが、毎週のようにカラオケボックスに連れて行かれ、レッスンを行います。そのうち、だんだんと2人の間に奇妙な友情が芽生え始めます。

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カラオケ行こ! の内容

カラオケ行こ!(前篇)

合唱部部長の岡聡実が大会を終えて会場を出ると、1人の男に「カラオケ行こ!」と誘われます。

彼は成田狂児といって四代目祭林組若頭補佐でした。

狂児は合唱コンクールの中で、聡実の学校が1番上手かったと言い、その部長である聡実に歌を教えて欲しいと言います。

その理由は、彼の組で行われるカラオケ大会でした。

その大会でビリになってしまうと、組長から刺青を入れられてしまいます。それを避けるために狂児は歌が上手くなりたいと言います。

狂児が紅を歌うと、聡実は「終始裏声が気持ち悪い」と感想を言います。その後、いくつかアドバイスをしてから聡実はそこを去りますが、狂児に連絡先を教えます。

聡実は狂児に連れられて毎週カラオケボックスに来ていました。

その一方で、自分の声変わりが始まっており、このままではソロで歌えないのではないかという不安がありました。しかし、そんなことはおかまいなしに狂児はやってきます。

狂児は他の組員がいるところに聡実を連れてきます。聡実は歌を聴きながら簡単なアドバイスや感想を言っていきます。

さすがに恐怖を覚えた聡実はもう練習するのは終わりだと言いますが、やはり狂児だけだったらつきあってもいいと言い直します。

再びカラオケボックスに来たとき、聡実は狂児が歌えそうな歌をピックアップして紙に書いて渡しました。

その帰り道、狂児から危険なエリアについての説明を受けます。さらにカラオケ大会が行われている店についても説明されます。

カラオケ行こ!(後篇)

聡実は声変わりのせいで、練習すればするほど苦しくなっていました。

狂児も調子が悪いようで、あまり成長が見られません。そして、8月11日が聡実の合唱祭、狂児のカラオケ大会であることが分かります。

大会前日、聡実は危険だと言われた場所に来てしまいます。

そしてすぐにヤクザにからまれます。ちょうどそこに狂児がやってきて、聡実を助けます。

助けられた聡実でしたが、狂児の言動にいらつきが爆発してしまい、車を降りてしまいます。

翌日、大会に向かう途中で事故を見かけます。ヤクザ絡みの事故で、車の持ち主は「成田狂児」ということでした。

聡実は合唱祭に向かわず、カラオケ大会が行われているスナックに行きます。

「狂児はどこ行ったんですか」と聞くと「あいつは地獄に行った」という答えが返ってきます。

それを聞いて聡実は悪態をついて帰ろうとしますが、組長から1曲歌っていけと言われます。

聡実が選んだのは「紅」でした。

聡実の歌を聴き、組長は泣いてしまいます。無理がたたった聡実は喉がつぶれてしまいます。

そこに狂児がやってきます。

狂児は事故には遭ったものの、ひどい重症だったのは相手でした。

描き下ろし

カラオケ店での店員の話です。

カラオケ行こ!の感想

アメトーークで取り上げられていて気になっていたマンガです。

笑えるところはありますが、そこまでギャグよりというわけではなく、会話のやり取りでクスッとさせられます。

成田狂児は完全なヤクザなのですが、聡実にニオイがつくといけないからタバコを吸わなかったり、肘をついて食べるのを注意したりと、かなり良識的です。その一方で、急に相手を殴ったりもするのですが……。

また、全編にわたって細かく伏線が張られており、それが回収されていくのが読んでいて気持ちいいです。

合唱部の男子とヤクザという異色の組み合わせですが、友情以上のものを感じさせる、とても面白い作品でした。

コミックの最後にある狂児と聡実のプロフィールも面白かったです。

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