2.5次元の誘惑 9巻（あらすじ・ネタバレ・感想）｜マンガ好きによるマンガ感想ブログ

2.5次元の誘惑 9巻の紹介・ネタバレ

『2.5次元の誘惑』（にてんごじげんのリリサ）は少年ジャンプ＋（集英社）で連載していた橋本悠先生のマンガです。

２次元のキャラクターに愛情を向ける奥村が、そのキャラクターのコスプレが好きな天乃リリサと繰り広げるコスプレコメディです。

9巻には第65話から第72話までと番外編が掲載されています。

2.5次元の誘惑9巻の表紙はリリサと美花莉です。

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奥村は先生から女子への意識を変えろと言われたため、女子の水着姿を褒めます。今までになかった奥村の言動に美花莉やアリアは戸惑います。

奥村はノノアと話すうちに、どういった表情を撮ればいいのかということが何となく分かってきます。

夜はみんなで肝試しをすることになります。

奥村はアリアとペアになりました。まゆりとリリサ、ノノアと美花莉がそれぞれペアです。まったく幽霊を怖がらない奥村をアリアは頼もしく思います。さらに腰を抜かしてしまったアリアは奥村におんぶしてもらいます。奥村の過去の話を聞き、アリアは泣いてしまいます。

翌日はコスプレをした４人の水着姿を見られて、奥村は例によって鼻血を出します。奥村は写真を撮りながら、どうやればもっと上手く撮れるのかを考えます。美花莉はみんなに対する奥村の接し方が変わったことに気づき、その場を離れてしまいます。

美花莉を追ってきたリリサに対し、美花莉は自分が奥村のことを好きだということを告白します。

出会ったときから10年間奥村に恋してることを告白すると、リリサは驚きます。リリサはそれにも関わらず、自分が奥村と２人でいろいろしていることに気づき、美花莉にもうしないと言おうとします。けれども、美花莉はやっぱり嘘だと言ってリリサの言葉を遮ります。

奥村は美花莉が自分のことを好きだったという話を聞いてしまいます。

美花莉に恋をしていない奥村は断らなければならないと考えます。しかし、そんな残酷なことをしていいのかと迷います。そして、その様子をまゆり先生も見ていました。

奥村は先生から人と関わることを恐れるなとアドバイスされます。お前の天使は必ず３次元にもいると言われた奥村は泣いてしまいます。

さらに奥村は自分に関わることで女の子たちが見せる表情こそが大切なんだということに気づきます。

奥村はリリサに自分が気づいたことを試してみたいと伝えます。リリサは奥村に対する思いが出てきて、それを必死に抑えようとします。奥村もコスプレをしたリリエルの先に、リリサの思いが見えるような気がしました。

奥村は自分たちの部活を守ってくれたのは会長だけでなく、副会長のおかげでもあったことを知ります。副会長の安部まりなは困っている人を見過ごせない性格で、聖母まりなと呼ばれていました。

そして実はまりなが奥村の幼なじみだったことが判明します。

美花莉は奥村が唯一好きになった３次元の女性は、まりなではないかと考えます。リリサはなぜ「まーくん」と呼ばれているのかが気になり、そこで初めて奥村の名前が「正宗」であることを知ります。

生徒会の文化祭での展示はコスプレ喫茶に決まります。風紀委員からコスプレなんてしたら風紀が乱れると言われますが、そんなことはないと会長が断言します。会長は生徒会がやるならばクオリティを重視したいから、専門家に頼もうと言います。

それぞれの温泉での過ごし方と、オタク人狼の話です。

奥村の意識が大きく変わる巻です。

これまでまったく３次元に興味がなかった奥村ですが、写真のクオリティを上げるためには、その女性についても考えなければならないと気づき、意識を変えていきます。奥村の言動が変わったことに、周りの女の子たちはちょっと戸惑ってしまいます。

そして、新たなキャラクターとして、副会長のまりなが登場します。

彼女が登場することで、奥村の意識がさらにどう変わっていくのか期待です。